世界同時不況で各国はどんな対策を打ったか
アメリカの金融危機をきっかけとした世界的な景気後退の中、日本では、中小企業向けに9兆円の融資・保証の実施や、一人当たり12,000円の定額給付金の支給や中小企業への減税などの対策を進めています。世界各国ではどのような対策を打ったかご存知ですか?
●アメリカ … 金利を1%から0~0.25%へ
政策金利を史上最低の0~0.25%に引き下げ、事実上のゼロ金利に踏み切るとともに、流通する資金量を増やす量的緩和対策をとりました。こりにより個人消費や設備投資を促すとともに、住宅ローン担保証券などを買い取ることで一定の景気下支え効果を期待できるとしています。
●イギリス … 付加価値税を17.5%から15%へ引き下げ
総額約2兆9,000億円に上る景気対策を発表。個人消費を支えるため、日本の消費税に当たる付加価値税を少なくとも1年間、17.5%から15%に引き下げるのが柱です。ガソリン税の引き上げや中古車への課税、中小企業への法人税引き上げも見送りました。財源として、国債の増発や、富裕層に新たな税収枠を設定しました。
●フランス … 大手6行に公的資金(2兆5,000億円)を予防注入
健全行も含めた大手6銀行に総額約2兆5,000億円の公的資金を予防的に一斉注入。金融システムの混乱を抑え、企業や個人への貸し出しを促しました。
●オーストラリア … 単身の年金受給者に8万7,000円の給付金
景気刺激策として一般家庭200万世帯と年金受給者400万人を対象に総額約6,436億円の一時給付金を支給しました。昨年のクリスマスまでに、障害年金受給者や単身の老齢年金受給者には、一人約8万7,000円、夫婦での年金受給者では合わせて約13万円、低中所得家庭には子供一人につき約6万2,000円が支給されました。
●中国 … 約57兆円の財政出動!
国内経済を支援するため、今後2年間で、国内総生産の15%程度に相当する総額約57兆円の財政出動を決めました。そのうち、鉄道・道路・空港・都市農村送電網などのインフラへの投資額は1兆8,000億元、災害復興再建に使われる資金額は1兆元に上るといいます。


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