連鎖倒産を防ぐために
景気が悪化するなか、ある日突然、大口の取引先が倒産し、自社も連鎖倒産といった事態を避けるための共済制度をご存じですか?
【いざという時の資金調達に備えていますか?】
厳しい経済情勢のなか、なんとか頑張っていても取引先の倒産によって、売掛金が回収困難となって資金繰りが悪化し、自社も倒産の危機に立たされる。そんな不足な事態に備え、いざという時に資金手当てをする制度が「経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済制度)」です。毎月一定の掛金を積み立てておき、万一取引先が倒産し、売掛金債権等について回収困難となった場合に、掛金総額の10倍の範囲内で回収困難な売掛金債権等の額以内の貸し付けを受けることができます。
●制度の特徴
1.最高3,200万円の共済金の貸付(無利子)が受けられる
2.共済金の貸付は無担保・無保証人
3.毎月の掛金は5,000円~80,000円まで自由に設定できる(5,000円刻み)
4.掛金は税法上、経費または損金にできる
5.臨時に事業資金が必要になった時に一時貸付金制度が利用できる
【連鎖倒産の危機を脱した事例】
〈事例1〉急場の借入で事業に見通しが!
和装小物(七五三の帯・下駄・袋物)を製造するA社は、同業者が廃業するなか経営は順調だったが、一番の納品先が倒産し、年商の半分にあたる4,000万円の売掛金が回収困難となり、連鎖倒産の危機に陥った。そんなとき、倒産した納品先の得意先大手企業から取引の申し出があった。そこで、急場の資金として限度額いっぱいの3,200万円を借り入れて、事業継続の見通しを立て、大手企業の取引を始めることができた。
〈事例2〉共済金貸付が融資の決め手に!
マンション建設資材の販売業B社は、2,200万円の債務超過を克服し、黒字化を達成したものの、得意先の倒産によって、4,300万円もの不良債権を抱え、資金繰りに窮した。取引銀行や政府系金融機関も、最初は融資に難色を示していたが、経営セーフティ共済から1,200万円の借入ができたことで、取引銀行、政府系金融機関から1,000万円ずつ融資を受けることができた。
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